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先週こんなお問い合わせをいただきました。

”一般的な座学と組み合わせて、
野外や室内の体験型研修をしていただくことは可能でしょうか？”

　確かに、体験型研修の導入をはじめて検討されている人の中には、「体験型研修は体験ばかりに偏ってしまわないか？」という不安をお持ちの人もいるかもしれません。なぜなら、体験型研修を提供している事業社の中には、座学講義はほとんどやらず、終始、体験ばかりの研修内容を提供している会社もあるためです。

　そこで、この記事では私たちが提供している集合型の体験型研修の研修の流れと中身についてお伝えしていきます。

集合型研修で座学と体験を組み合わせた研修はできますか？

１. 体験型研修の大まかな流れ
２. 体験型研修で最も大事なのは「振り返り」
３. 何度も体験を積むことで、はじめて社員の実践が変わる

１. 体験型研修の大まかな流れ

　体験型研修についてあまりよく知らない方のために、まずはじめに体験型研修について簡単にご紹介すると、

体験型研修とは「知識」を「実践」に変える研修

です。

　一般的な座学研修やセミナー研修では、「マネジメントスキル」や「チームビルディング」「リーダーシップ」などの知識を提供しています。しかし、社員が知識が学んできても、「現場で活かされない」「研修前と変わらない」などと実践に移されないことがほとんどです。

　その理由は、研修中に実践する機会がなく現場に戻るため社員は「どのように学びを活かせばいいかわからない」のです。そこで生まれたのが体験型研修です。体験型研修では知識を提供するだけでなく、疑似体験していくことで、知識を身につけていく研修をしていきます。

　そのため、体験型研修の大まかな流れとしてはまずはじめに、その研修のテーマとなる内容を『座学講義』をし、理解を深めていきます。そして次に、座学講義で得た学びを『実践』できるかどうかを体験していきます。体験した後は、「実践できた理由」「できなかった理由」を『振り返り』していく時間をとるのです。

　そして、振り返りを終えた後は再度『実践』⇒「体験」⇒『振り返り』を繰り返していくことで、知識を身に着けていきます。

２. 体験型研修で最も大事なのは「振り返り」

　ここまでご説明して勘のいい人はお気づきだと思いますが、体験型研修で最もポイントとなるのは、「振り返り」の時間です。なぜなら、『実践がうまくいった理由』『上手くいかなかった理由』を理解していかない限り、日常業務へ戻ったあとに再現性は起きないためです。

　このことは、子どもがはじめて自転車の乗り方を覚えることをイメージするとよく分かります。

　自転車にはじめて乗る子どもは、何度もチャレンジして転ぶという失敗経験を積みます。しかし、失敗から学び、改善を繰り返すことでいつの間にか誰もが自転車を乗りこなすようになるのです。

　体験型研修も全く同じで、

「自転車の乗り方をお伝えする（座学）」⇒「自転車に乗ってみる（実践）」⇒「乗れた、乗れなかったという経験をする（体験）」⇒「どうすれば乗りこなせるか考える（振り返り）」⇒「乗りこなせるようになる（研修ゴール）」

という研修ゴールに向かって、振り返りをしながら知識を身に着けていくのです。

そのため、体験型研修では必ず「振り返り」の質を高めるプログラム構成がなされています。

３. 何度も何度も体験を積むことで、はじめて社員の実践が変わる

　これまでお伝えしてきた通り、体験型研修では何度も実践と体験を積むため学んだ知識は忘れることはありません。

　以下の図は、私たちマーヴェラスラボが実際に使用している学習モデル図です。
下図にある通り、受講生が概念化つまり知識と実践が身につく状態になるまで、実践・体験・振り返りを繰り返していきます。

体験型研修の研修の流れと中身については以上となります。
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