「体験型研修」が「座学研修」より 効果的な3つの理由
2019.05.24
ブログ「体験型研修」・・・”本当に効果あるの?”
この記事は、そんなあなたの疑問を解消するための記事です。
以前から、今までの社員研修では『満足できない』『効果が薄い』とお悩みの経営者、人事責任者、研修担当者さまに圧倒的に支持されてきた体験型研修。
ですが、はじめて取り入れる方にとっては「研修内容がビジネスと結びついているようには思えない・・・」といった声があるのも事実です。
そこで、この記事では、これまで大手企業を中心に200社以上のべ1万人超の体験型研修を提供してきた私たちが実感した、「体験型研修」が一般的な「座学研修」よりも効果的な理由を3つの観点からお伝えしたいと思います。読み終えた頃には、今年から体験型研修に切り替えよう!と思っていただけること間違いなしです。
「体験型研修」が「座学研修」より効果的な3つの理由
理由1. プログラム構成が異なる。だから、効果に差が出る!
理由2. ラーニングピラミッドが証明。体験する、だから「身につく!」
理由3. 受講生一人ひとりが個別のフィードバックが得られる!
ご紹介 体験型研修をはじめて導入したお客様の声
理由1. プログラム構成が異なる!だから、効果に差が出る!

それでは本題です。「体験型研修」が「座学研修」よりも効果的な1つ目の理由は、「体験型研修」が研修中に何度もPDCAサイクルを回す点にあります。
一般的なセミナー型の座学研修ですと、受講生は「講義を聞く⇒お互いにシェアする⇒行動計画を立てる(Plan)」という学習サイクルしか回すことができません。これでは、行動計画を立てたとしてもいざ現場に戻ると日常業務に忙殺されて、実行に移されないまま忘れ去られてしまいます。 しかし、体験型研修では、「プランを立てる(Plan)⇒実践・体感する(Do)⇒体験を振り返る(Check&Act)」というように研修中、何度も研修テーマに沿った体験を反復学習していくことができるため、研修中に頭に入れた知識を『身につける』ことができるようになります。
両者の研修の違いは、自転車を例に取ると簡単に理解できます。はじめて自転車に乗る子どもに対して「自転車の乗り方を口で説明する」のがセミナーによる学習です。一方で、研修中、何度も何度も「自転車に乗ってみて、転びながら、習得していく」というのが体験型研修による学習なのです。
理由2. ラーニングピラミッドが証明!体験する、だから「身につく!」

それでは2つ目の違いです。比較1で述べたものは両研修の「学習方法の違い」から 見た研修効果の差でした。次にお伝えしたいのは、「学習定着率」の違いから見た研修効果の違いです。
従来の講義型・セミナー形式の座学研修では、知識は得られるものの現場での応用という点では効果が薄いものでした。その理由は、人は体験を通して学ばない限り身につかないからです。
この学習効果を解明したのが、アメリカ国立訓練研究所のラーニング・ピラミッドです。
ラーニング・ピラミッドによると、一般的な社員研修である「セミナーを聞く」・「ケーススタディを学ぶ」形式の座学研修による学習定着率は5~10%でしたが、体験型研修のような体験することで得られる学習定着率は75%。なんと学習効果に約10倍の差があることが明らかとなりました。
つまり、どんなにいい学びをしたとしてもただ講師の話を聞く、資料を見るだけの座学研修だと、社員は翌日にはすっかり学んだことを忘れてしまうということが明らかとなったのです。
一方で体験型研修の場合は、体験を通して学ぶため、ラーニングピラミッドにもある通り研修後も社員の学びは忘れられることはなく、学んだことはドンドン活かされます。
この10倍近い学習効果の差が「体験型研修」が「座学研修」よりも効果的な2つ目の理由になります。
理由3. 受講生一人ひとりが個別のフィードバックが得られる!

それでは3つ目の理由です。この最後のポイントに関してはあまり知られていませんが、私たち業界人からすると最も知っていただきたい情報だと思っています。そのポイントとは、「講師の関わり方の違い」です。
一般的に、座学による研修では講師が一方的に受講生に「知識の伝達」をする形が主流です。確かに、一部の座学研修ではケーススタディを取り扱ったワークを入れるなど講師から直接、学んだ知識に対するフィードバックは受けることができます。
しかし、この場合、研修の目的が『知識の習得』であれば問題ありませんが、『知識を身につける』という場合は話は別です。なぜなら、なにかを身につける過程では必ず個々人のクセや間違った認識を変える必要があるケースが非常に多く、また、その修正箇所は人によって千差万別だからです。
一方で、「体験型研修」では研修の目的が「知っている・わかっている知識」を「行う・できるに変えること」なため、研修中、何度も講師による個別または組織全体へフィードバックが受けられます。
研修後、いただく感想の中の一部の声で多いのが、
”身内では言えないことを代わりに指摘していただけたので、大変ありがたい”
”自分の想いを研修中に代弁して何度も部下に伝えてくれて、涙がでそうになった”
といった声です。
既存のできあがった人間関係では言えず、組織内に蔓延するネガティブな言動も、講師が代わりとなってフィードバックすることにより、これまで動かなかった組織の歯車が一致し、回り始めます。
こうすることが可能なのも、講師が体を動かしチャレンジする参加者の関係性や状態を直接見て判断することができるからであり、「体験型研修」が効果的である理由なのです。
体験型研修をはじめて導入したお客様の声ご紹介

最後に、弊社の体験型研修(野外研修or講師派遣プログラム)を導入いただいた担当者さまの声をご紹介いたします。
”期待を圧倒的に超える学びが得られました”
1つ1つのワークの意味が非常に深く作り込まれていることに加えて、しっかりとした振り返り、業務への落とし込みを行っていくことで、参加者に深く根付いていきます。そのような感想を、間違いなく参加者全員が持っています。“体験研修”の威力を思い知らされました。
職場に帰った後、参加者の共通言語のようなものが生まれ、研修での内容を振り返り続けられるのも、非常にいいポイントだと思います。
(株式会社NTTデータ 城本美紗子さま)
”リーダー1人1人に具体的な行動変容が見られました”
研修後、具体的に「役割伝達の際に、なぜやるか?を明確に伝え、部下とのコミュニケーションが円滑になった」「自分だけが良ければ良いのではなく、お客さま・会社・メンバーすべてがwin-winの関係を築けるように意識できるようになった」など、リーダー1人1人に具体的な行動変容が見られました。これまでの研修ではここまで大きな変化は見られなかったため、第一歩としては非常に効果が高かったと認識しております。
(株式会社オートテクニックジャパン 茂垣貴泰さま)
”社長から『ここまで素晴らしい研修は初めてだ』と
言葉をいただきました。”
社長からも、「ここまでチームが一体となってお互いディスカッションし、協力し合えるようになるなんて思ってもいなかった。これまでたくさん研修を受けてきたが、ここまで素晴らしい研修は初めてだ」という言葉をいただきました。
事後の社内アンケートでも、90%以上の社員が「他のスタッフの理解が高まった」「多様性の尊重や信頼・尊敬の意識が高まった」「今後、チームの結束力が高まると思う」と回答しており、満足度も効果も非常に高かった研修だったと思います。
(株式会社ゼスプリ インターナショナルジャパン 人事責任者さま)
以上が、「体験型研修」が「座学研修」より効果的な3つの理由となります。
今回の記事の内容はいかがでしたか?
▶マーヴェラスラボで実施している「体験型研修」のプログラム例を知りたい方はコチラ
⇒体験型研修 – 4つの研修プログラム内容をご紹介
▶野外研修をはじめとする体験型研修について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてお読み下さい。
⇒社員研修で注目される体験型研修の秘密とは?
(種類・特徴・効果別比較)
▶マーヴェラスラボが提供する体験型研修について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
⇒あなたの組織が10倍強くなる体験型研修の秘密
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